登場人物
- 主人公
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藤縄正、野口一成、渡辺純夫
- 会長 小高敏夫、前々社長 久保徳雄
- 現社長 東哲郎
- 新社長 佐藤潔
- 担当役員 鈴木
- B.U.G.M. 井上
- 現部長 栃折早敏
- 子会社社長 石井浩介
- 元部長、新子会社社長 吉田光孝
- 部長代理 武田光哉
- GL 石坂敏夫
- 先輩 松田克彦
- 先輩 菅原正弘
- 同僚 谷本秀征
- 後輩 中間和久
- 後輩 石川雄彦
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私
ハンドル名は、”名無しのコン太”です。バツ1の独身です。趣味は登
山、ハイキング。気分屋で、楽天的です。洞察力があり、予測能力にも
優れています。権力欲はないです。ロッキード事件等の汚職事件を見て
成長したので、政治にに関しては、絶望しています。政治に絶望した後、
政治を超える手法を模索し、個人的に実行可能な手法として考案し、実
践しました。この手法により、強い洞察力に基づく、高い精度の予測能
力を発揮するようになりました。その特異な能力に米国政府が注目し、
日本政府が監視、情報収集を始めました。私は、日米両政府による監視
に気が付つきました。そして、監視網を連絡手段として利用して、政治、
経済を動かせることにも気が付きました。私は、強い洞察力で、周囲の
人間の悪い点がはっきり見えて、社会のくだらなさに嫌気とあきらめを
持っていました。表の社会に比べて、社会の裏側から与える影響力の手
軽さと強力さに可能性を感じて、影響力を行使するようになりました。
必殺仕事人の中村主水みたいな感じです。そして、10年以上にわたり、
提示した見識、意見に間違いがないのは高く評価され、信頼されてきま
した。日米両政府が私からより多くの情報を収集するために、私をエシ
ュロンで監視することにしました。私はエシュロンの存在に気がつき、
エシュロンに監視されていることにも気がつきました。これまで私の周
りに張り巡らされた監視網とは異なり、エシュロンによる監視は広く一
般に用いることができます。私が自分で全くコントロールできないので、
エシュロンは容認できないほど危険であると判断し、エシュロンと対決
することを決意しました。
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藤縄正、野口一成、渡辺純夫
私の大学時代の友人達です。久保徳雄・前々社長の依頼で、私の動向
調査を依頼されました。私を裏切り、金で雇われまました。これらの
6人が国道沿いのファミレスで、私をで呼び出し、久しぶりに再会し
ました。久保徳雄・前々社長の依頼がなければ、再会することはなか
ったので、情報収集活動が目的です。その後、藤縄正、野口一成と渡
辺純夫は面白がり、積極的に関与しました。他の3人は薄気味悪がり、
徐々に疎遠になりました。私は気がつきますが、わかってさえいれば
どうということはないであろうと考え、そんな奴等と割り切り、その
ままに放置しました。私は、彼らとの連絡を取りにくくして、調査依
頼のあった場合のみ、連絡をとるように仕向け、動向を探ることにし
ました。
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前々社長 久保徳雄
実績も優れ、優秀ではあるが、年齢のために自信が揺らいでいました。
そこで、私からより多くの情報を得ようとして、私の友人を買収すると
いう手法に手を染めました。
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現社長 東哲郎
良くも悪くもサラリーマン社長です。リーダーシップにかける。重責から
か、依存心があり、お気に入りの部下を重用する傾向があります。問題が
発生した場合も、解決を図るのではなく、隠蔽し、先延ばし、責任回避の
手段を講じるために右往左往します。結局は何も決められず、部下任せで
す。
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新社長 佐藤潔
エシュロン隠ぺい工作の中で、急遽任命されました。若く、エシュロン工
作とは無縁ですが、エシュロン工作の話を聞きつけると、尚一層の隠蔽工
作に余念がありません。所詮エシュロン協力企業です。まともな人間など
いません。
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取締役 鈴木
酒臭い匂いをさせながら、会議に遅れてきたことがありました。この会議
で見当違いな発言をしたので、私が指摘すると、まだ酔っていたためか怒
りだしました。そして、私に対して恨みをいだくようになりました。小池
前部長と親しく、小池孝治前部長が私のことを嫌がっていることを知ると、
嫌がらせにも乗り出してきました。その後、私がエシュロン工作の全貌を
メールで外部にばらしていることを知りました。栃折和宏現部長の机のと
ことまで、やってきて”最初からバレれてたの?”などと呑気なことを言
っています。お調子者でです。
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B.U.G.M. 井上
エシュロンが発覚すると、隠蔽工作を任されるが、私に隠蔽工作を指摘され、
はずされます。
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現部長 栃折早敏
小池前部長は、栃折早敏現部長代理を部長に推薦し、栃折早敏部長代理が部
長になりました。私の友人から情報を収集する仕組みも栃折早敏現前部長か
ら譲り受けました。女が好きで、嫉妬深いです。職権を乱用し、嫌がる女性
社員に不倫関係を迫り、不倫関係を断った女性社員は会社から追い出してし
まうことさえあります。東隆現社長から、私の友人から情報を収集する仕組
みを使用し、私の個人的なメールアドレスを私に気がつかれないように入手
する指示を受ました。栃折早敏現部長は、友人の藤縄正に依頼し、失敗しま
す。そこで、私の友人から情報を収集する仕組みを武田信行部長代理に譲り
渡すと共に、私の個人的なメールアドレスの入手を指示しました。こういう
ことを考え付くところが自分は優秀だと勘違いしています。しかし、武田光
哉部長代理が強引にメールアドレスを入手したことには嫉妬心を抱きました。
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子会社社長 石井浩介
札幌支社長で、私のいる部署のことはあまり良く把握していません。エシュ
ロン工作には縁の薄く、能弁の立つ人間を当てて、シラを切って逃げ切るた
めの人選のようです。もちろん、状況は理解しています。東哲郎現社長は、
私によってメールによりシラを切って逃げ切る対応がリークされているため、
逃げ切れそうにないと判断しました。より確実にエシュロン隠蔽工作を行う
ために、たった半年で社長を交代さられてしまいました。ただし、本社等も
大掛かりな人事移動を行い、エシュロン隠蔽工作という目的を隠蔽しました。
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元部長、新子会社社長 吉田光孝
久保徳雄前々社長の依頼を受けて、情報収集を手がけていました。どんな
仕事でも引き受けるタイプなので、損な役回りを演じさせられることが多い
です。私がエシュロンに関する情報をリークされていて、石井雄也・現子会
社社長の能弁では、シラを切って言い逃れられないと考え、任命されました。
私がリークしている情報に、石井雄也・現子会社社長は”部署のことを把握
していない”とあるので、よく把握している元部長を任命し、追及をかく乱
する目的です。なんでも適当にうまくやるので今回もどうにかするであろう
という期待も込めて任命されました。
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部長代理 武田光哉
恫喝したり、強請ったりして、人を使います。鈴木宗男のような人物です。
私のメールアドレスの入手など、汚い仕事を好んで引き受けます。たとえ、
そのような汚い仕事がうまくできなくても、開き直って脅せばよいと考えて
いるからです。うまくできた場合は、他の目的達成のために、脅しをかける
手段として利用します。最後には脅せばよいとしか考えていないため、実行
手段はいい加減です。脅せない場合は、下手に出て言い訳し、それでもだめ
な場合は、徹底的に開き直ります。実行手段はいい加減さの例としては、私
の友人藤縄正、野口一成、渡辺純夫に指示及び報告をメールにてやり取りし
ているが、後輩中間和久と机越しに話をするため私に立ち聞きされてしまい
ました。日本政府が私に政治家になることを希望しているなどという情報ま
でが筒抜けです。しかし、脅しの通じない人間に対しては、打つ手がなく、
ただの能無しになります。もちろん私は武田光哉部長代理の脅し、透かしに
はのりません。
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GL 石坂敏夫
事の良し悪しの判断はなく、やってしまった後で、謝ればいいんじゃないと
いういい加減な人物です。お調子者。武田光哉部長代理の言いなりで動く人
間です。職務上偶然に私のメールアドレスを入手しました。私のメールアド
レスを知り、実際に私と顔をあわせる人間唯一の人間です。私のメールアド
レスを入手するには石坂光哉GLから入手するしかありません。そんなこと
は知らずに、武田光哉部長代理に私のメールアドレスを渡しました。ほかに
も、武田光哉部長代理の指示で、部下を一人一人を夕食に連れ出し、私に対
する監視と嫌がらせを指示したりと事の良し悪しなどには無頓着であり、何
も考えずに実行ます。謝る以外どうしようもないことを利用して、ばれたら
謝ばよいとしか考えていません。
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先輩 松田克彦
部内では物知りであると思われています。自己中心型の人間です。松田克
彦先輩は政治、経済に関心はありますが、知識重視型で型にはまったよう
な意見は退屈なだけです。武田光哉部長代理が松岡健一先輩を会議室に呼
び出して、私に対する調査を依頼しました。松田克彦先輩は職務上の優遇
の代わりに承諾ました。
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先輩 菅原正弘
”長いものには巻かれろ”を座右の銘にしていて、当然であると考えてい
るような人間です。しかし、太鼓もちには見られないように常に注意を払
っています。自己というものはなく、信用は全くできません。現在誰の言
いなりなのかが、この人間を理解する上では最重要ポイントになります。
例えば、栃折早敏現部長の言いなりになり、栃折早敏現部長の前の不倫相
手を始末することを依頼されれば、周囲の独身男性に前の不倫相手を褒め
上げて、勧めたりします。私のところにも薦めに来ましたが、もちろん相
手にしません。政治、経済に関心も意見もありますが、意見を述べる場合
は他人に合わせるというのを基本にしています。
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同僚 谷本秀征
表と裏の人間性がはっきりしています。うわべはニコニコしていても、中
身はヤクザというような人間です。武田光哉部長代理が職務上の優遇の代
わりに、情報収集を引き受けますが、うまく情報収集できません。私から
は相手にされていません。政治、経済に関心はなく、社会関連に興味があ
るといった感じです。
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後輩 中間和久
自分のの口車に乗り、機密をしゃべってしまう武田光哉部長代理なんかよ
りはるかに嘘をつき、人を騙すことにかけてはうまいと自負しています。
武田光哉部長代理の腰巾着というか、精神安定剤というような存在です。
武田光哉部長代理と積極的に秘密を共有しても、何をやっても、割を食う
のは武田光哉部長代理で、自分は得しかしないと、絶対の自信を持ってい
ます。私はこんな奴であると見抜いているため、こんな奴の持ってくる話
には乗りません。
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後輩 石川雄彦
武田光哉部長代理の指示で急にある会議の出席を余儀なくされました。武
田光哉部長代理はその会議に出席した他のメンバーに、準備不足を理由に
石川雄彦を叩かせ、失敗させました。武田光哉部長代理がその失敗を免罪
する変わりに、私から情報を収集するように強要され、承諾しました。政
治、経済、外交、社会ともに関心はなく、芸能、スポーツニュースしか見
ないタイプです。私に対する情報収集のために、政治、経済、外交、社会
に問題意識を持つよう心がけ、日日経済新聞などを購読し始めます。しか
し、付け焼刃の意見であるために私にはもちろん相手にされませんし、情
報も収集できません。